大坂なおみの実力はホンモノだった

全米オープンの決勝は荒れに荒れた試合になった。絶対王者セリーナ・ウィリアムズが審判に罵声を浴びせたり、ラケットを破壊したり前代未聞の試合内容だった。

 

 

20歳の大阪なおみと37歳のセリーナの試合は、技術的には大差ないように見えた。セリーナは産後の影響もあるかもしれないけど年齢による身体能力の低下も影響しているのかもしれない。

 

 

まあ、身体能力については個人的に感じたことで、セリーナの不調はこの試合に限ったことなのかもしれない。それよりも、大阪なおみが絶対王者にパワー負けしてないことが驚きだった。

 

 

大阪なおみの持ち味は190キロも出すというとてつもなく速いスマッシュでセリーナもこのスマッシュの返しにだいぶ苦戦している印象があった。速いし且つパワフルなスマッシュだった。

 

 

結局、セリーナは試合を進めるごとにストレスを感じるようになり、審判に暴言を吐いてしまったんだと思う。その反対に、大阪はいたって冷静に見えた。

 

 

冷静に試合をする大阪のほうが大人に見えたし、心理戦を完全に制していたように思う。心技体という言葉があるけれど、大阪なおみは技だけじゃなく心もしっかり備わっていた。

 

 

一般的に、センスがあると言われる人でもその道のプロになれないことはよくあるけれどそれは技(センスと言われるもの)が素晴らしくても、心が備わってないのだと大阪なおみを見て改めて感じた。

 

 

大阪なおみの優勝は、運以上に実力が伴った優勝だった。世代交代が起きるのかは、まだ分からないけど大阪なおみがこれからの女子テニス界のスターになる可能性は高いと感じた。